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天皇賞 秋 予想 ~今年はディープ産駒が買い~

 

 

土曜(10/27)重賞回顧

 

土曜重賞はスワンSで三連複的中も配当が安かった...。

ロードクエストが届かなければ三連単も的中だったのに、まあ、ワタクシは馬券下手ですのでw

 

2人の外人JRA騎手がマジな今日この頃。

先週辺りから続いているミルコVSルメールの重賞での熱い戦い。この2人が重賞で馬券内を続けています。

 

去年までは、『ミルコを買うならルメールは買うな』『ルメール買うならミルコは買うな』『二人が同時に3着内に来るのは万馬券の時』という法則も今年の秋はどこにやら...。やはりモレイラ来襲の脅威が二人を本気にさせたのか?

 

と...この二人の対決。ずっとルメールが先着していたのですが、ついにスワンSでミルコが執念の逆転しました。

 

さて、そんなこんなで迎える明日の天皇賞(秋)...

①番人気、②番人気に乗る二人。今回の対決の結果は?

 

では、天皇賞(秋)の予想へ行ってみましょう。

 

秋天の予想に重要なのは?

 

今回の予想に重要なのは、①馬場状態・展開・世代レベルですね。

 

馬場状態

土曜の朝に雨に降られましたが、東京競馬場の馬場状態は極めて良好な高速馬場。

開幕から好時計が出ていて、ラスト3Fで33秒台の脚を使う決着ばかりです。

明日の天皇賞(秋)も同じく。前に行く馬が有利になり、後ろか行く馬は33秒台またはそれ以上の脚を使う必要があります。

前に行ける脚or33秒台の切れ味。どちらかの武器を持っていない馬は脱落です。

 

展開

今回は、逃げ場不在。先行する馬も少ないメンバーです。

先行馬アルアインは気性が荒いので2番手で折り合いに専念したいはずなので、瞬発力勝負では分が悪いタンビュライトが勝負を賭けて逃げるのでしょうか?

とにかく展開は超スローとなる可能性が大。

直線は極上の切れ味勝負となるでしょう。

 

 

世代レベル

去年の秋に大暴れした現4歳世代。

去年の春クラシックを戦っていた時は、『世代のレベルが低い』などと言われていましたが、秋に入り古馬に挑戦すると重賞で大暴れして今や中心的な存在。

 

これは、実は現4歳世代が強いのではなく、上の世代に原因があります。

 

現6歳世代は、キタサンブラックサトノクラウンリアルスティールが活躍しました。他にもドゥラメンテ・アンビシャス・リアファルなどがいて、そこそこ高いレベルでした。

しかし、ドゥラメンテの早期引退、アンビシャスの迷走、リアファルの骨折などがあり、古馬になってから活躍ができた馬はごく少数。

 

現5歳世代は、マカヒキサトノダイヤモンドディーマジェスティエアスピネルリオンディーズが『BIG5』と呼ばれるほど最強の世代でした。

この他に強い馬が揃っていて古馬と対決したら、どうなるのか?と期待感がありましたが、古馬になると一気に低迷。クラシックの盛り上がりはどこにやら?という感じになりました。

 

この上の2世代の低迷が現4歳世代の活躍につながったのです。

ちなみに...さらに上の世代は現7歳世代は普通にレベルが低く、キタサンブラックの独壇場を招きました。

 

とは言え、今年の春の古馬の中長距離路線は、大阪杯こそスワーヴリチャードが勝ちましたが、春天レインボーラインが、宝塚はミッキーロケットが勝ちました。

レインボーライン・ミッキーロケットは、現5歳世代の脇役的存在。その脇役がGⅠを勝った事からもレベルの高さがうかがえます。

 

今回の上位人気は、現4歳世代のレイデオロ・スワーヴリチャード。確かに強いですが、過信は禁物。絶対的存在ではありません。

ディープインパクト産駒が買い

 

今回は、超スローな展開。

スピードを持続させて押し切るタイプの馬(モーリスやラブリーデイ)がいれば、その馬も重要視しなければなりませんが、今回は見当たらず。

最後の直線では極上の切れ味勝負となると予測。

 

そうなるとディープインパクト産駒の出番となります。

 

ここで、ディープインパクト産駒を分析してみましょう。

 

 

マカヒキ

凱旋門賞に挑戦してから、3歳の春の頃の輝きを失ったマカヒキ

去年の走りは、3歳時とは到底およびもしない低いパフォーマンスでした。

しかし、札幌記念では復調の兆しが見えた走り。この日の札幌は馬場が悪く、トビの大きい当馬にとっては、走りづらかったはずなのに良いパフォーマンスを見せました。

馬場コンディションの良い今回は完全復活するはず復活すれば、最強と言われた世代の主役的存在です。現4歳では歯が立たないでしょう。

鞍上も『平成の盾男』武豊。平成最後の秋の天皇賞に持ってる男が黙っている訳がありません。

また、マカヒキの脚質は武豊にピッタリ。

 

極上切れ味勝負といえば、当馬が勝ったダービー。

ダービーが極上の切れ味勝負となった年が、もう一つあります。

それはエイシンフラッシュが勝った2010年。そして、エイシンフラッシュ5歳時に天皇賞(秋)を勝っています。その時の上がりが33.1秒と切れ味勝負となりました。

歴史が繰り返されるから、血統のロマンと言われるサラブレッド。マカヒキエイシンフラッシュ。血は全く違いますが、活躍する条件は似通っています。期待大。

 

ヴィブロス

ディープインパクト産駒らしい切れ味が持ち味。ドバイで毎年活躍している当馬。国内戦では調子のピークが合わず活躍できてないのは、少しマカヒキに似ています。その中で唯一良いパフォーマンスを見せたのが去年の府中牝馬Sで、この時は上がり33.2秒を記録していて、ドバイといいワンターンの左回りの条件はベストと言えます。

 

ちなみに秋天が極上の切れ味勝負となったのが、2005年。この時勝ったのがヘヴンリーロマンス牝馬特有の切れ味のモノを言いました。

今回のレースでも同じパターンになる可能性は十分です。 

 

デビュー時の馬体重が414㎏と小柄だった当馬。前走の馬体重は440㎏とプラス36㎏と徐々に成長しています。これは、姉のヴィルシーナも同じで馬体重が増え、当馬と同じ5歳時には、ヴィクトリアM勝ち・宝塚3着と集大成の成績を残しました。ちなみに兄のシュヴァルグランも5歳時にJCを勝っています。こちらは本当に血統のロマン。歴史は繰り返され好走する可能性大。

 

サングレーザー

『タメればタメるほど』切れるのがこの馬。本格化してからの末脚は目を見張るものがあります。切れ味を活かせる東京の2000mは条件としてピッタリです。

さらに秋天はマイル重賞で活躍した馬が強く、マイルもこなせるスピードが活きるレース。

 

鞍上も追えるモレイラなので期待大です。

 

しかし、これまで結果を出してきたのが、ホームグランドである関西圏と滞在のできる北海道と輸送してどうなのか?不安要素があります。

今年2回目となる東京遠征で慣れが見込めれば勝ち負けでしょう。

 

その他

 アルアインは、キレを活かすというより前々で勝負根性で勝負するタイプ。2000mの皐月賞を好タイムで勝ってる強みがあるが、上位人気2頭とは決着がついている感じで厳しい。ステファノスは、1シーズンに1回走る馬。年齢的衰えもあるので前走がそれだったのか?疑問なところですね。ただ叩きなら名手オドノヒューがどこまで持ってこれるかでしょう。

 

 

 

スワーヴリチャードは危険?

 今回の主役スワーヴリチャード。

2000mではGⅠ大阪杯。左回りでは、共同通信杯・AR共和国杯・金鯱賞そしてダービー2着と実績から今回の条件は申し分なしですが...

 

完璧な存在ではない!!

 

実はこの馬には弱点があります。それは使える脚が一瞬だということ。

スワーヴリチャードのこれまでのレースを見てもらえばわかりますが、ほとんどのレースで最後の直線100m辺りから伸びがなくなり、他の馬と脚色が一緒になっています。

例えば、金鯱賞では、前を行くサトノノブレスを捉える勢いで迫ってきたのに、なかなか交わせず、結局は最後にギリギリ交わしての辛勝。最後が伸び切れないが故に、後ろから来たサトノダイヤモンドと同じ脚色が目立ちました。その後、これを見た多くの人がサトノダイヤモンドが復調気配と勘違いしました。 

しかし、去年の秋からコンビを組んだミルコがマクって抜け出すという勝ちパターンを確立して、この弱点を補いました。こうしてスワーヴリチャードは勝ち切れない馬からの脱却に成功。しかし、弱点を克服した訳ではありません。

実際にレーススピードが早かった安田記念では先頭に並べず、普通に差してきましたが、最後の100mでアエロリットと脚色が同じになり、何とか後続の差し馬をしのいで3着でした。

しかし、既に勢いのなかった最後の脚色を見ると、1歩間違えれば掲示板も危なかったと思います。

 

次のJCを見込んで休養明けで挑む今回の秋天金鯱賞のような走りなら、今回は強力なライバルの切れ味に屈する可能性が大です。まず、同じくスローからの早め抜け出し をしてきそうなレイデオロに交わされるでしょう。それは去年のダービーで立証済みです。

 

主役だと思わずに、そして過信せずに、完璧な騎乗をしなければ今回は危ないと思います。

ちなみに脚色が鈍る時に必ず右にヨレています。これは馬が苦しい証拠かな?

 

 

その他有力馬

レイデオロ

スワーヴリチャードと人気を二分していますが、勝った前走は同世代のアルアインを下してのモノ。去年のJCでは、斤量が軽かったにも関わらずシュヴァルグランに交わされる始末でした。ペースが遅くなる今回はダービーのような乗り方をすれば勝てる見込みもありそうです。

鞍上のルメールの勢いもあるので外せない1頭です。

しかし、ペースが遅いから→上がりも早くなったし→時計も遅かったダービーと違い、

 

今回はぺースが遅った分⇒早い上がりを出し⇒好時計にまとめるレースです。

 

スワーヴリチャードと共にどこまで良いパフォーマンスを見せるのか?

マカヒキヴィブロスの復活がなく、サングレーザーが遠征苦手を克服できなければ、

当然勝ち負けでしょう。 

キセキ

道悪の菊花賞を勝ち、スタミナやパワーのイメージが強い馬になってしまいましたが、元々は切れ味を活かす馬でした。それは今も変わっていなくて、去年は未完成の部分があり、現4歳では最も伸びしろがある馬です。

 

前走で先行して早い上がりを使うレースをしました。鞍上に前走と同じ川田が乗るので同じ戦法をとられると、かなり厄介です。

 

そして、去年の信濃川特別で記録した1:56:9は今回のメンバーで最速の時計です。しかも、上がりは32.9秒!!

 

必ず押さえたい1頭です。

 

天皇賞(秋)最終予想

秋天は超スローの切れ味勝負。

先に抜け出すキセキとアルアインをとらえにスワーヴリチャードが早めに動く展開、それに合わせてレイデオロが並びかけ、ミルコVSルメール再びの展開に。

しかし、切れ味勝負。2頭が早めに競り出せば消耗も早く、さらにキセキは競り落とすのに骨が折れ消耗。そこにディープインパクト産駒の出番です。

復活のマカヒキの極上の切れ味が炸裂。

上位人気に2頭は、ヴィブロスとサングレーザーに差されるか?またはキセキも交わせないか?最悪のパターンもありとみています。

 

 

 

天皇賞(秋)

 

マカヒキ

ヴィブロス

サングレーザー

△スワーヴリチャード

レイデオロ

キセキ

 

買い目

三連複

2頭軸③⑥ー④⑤⑨⑩

2頭軸⑥⑩-③⑤⑨⑩

三連単

③⑥⇒④⑤⑨⑩⇒③⑩

 

③⑥⑨の三連複を厚めに

 

これで勝負!!