敬天愛馬

競馬予想☯天を敬い競馬を愛す

マイルCS 2018 予想ファクター

 

 

 マイルCS 2018 予想ファクター

マイルCS

①臨戦過程②欧州血統③安田記念の成績

で考えたいと思います。

 

 

  臨戦過程

一昔前までは

トライアルとしてあまり直結していなかった富士Sですが、

 

過去5年を振り返ると馬券内馬15頭中7頭を占める

重要なステップレースになっています。

 

出走頭数も多く馬券外の馬も多いですが、これはスワンSも同じです。

(下表の青文字の数字)

これは競馬自体のカテゴリー分けが進んでいる証拠かと思います。

 

スワンS複勝率は富士Sと同じですが、

勝ち切る馬が近年出ていないのが気になります。

(赤文字の数字)

 

f:id:lithium777:20181117194212p:plain

前走GⅠだった馬は、過去5年で15頭参戦しています。

しかし、馬券内に入ったのは、わずか3頭と少なめです。

特に天皇賞(秋)を使ってきた馬は、3着馬を1頭出したのみで、

5頭が凡走しています。

秋天をステップ。一見、走りそうなイメージがありますが...

意外な数字だと思われているでしょう。

 

前走GⅠで馬券内に入った馬は、

モーリス・ミッキーアイルイスラボニータ

いずれもGⅠで何度も連対している超1流馬です。

そのレベルでないと馬券内は難しいのかもしれません。

 

f:id:lithium777:20181117194308p:plain

 

前走GⅡだった馬もあまり数字が良くありません。

特に数字が悪いのが、

毎日王冠、次いで、府中牝馬です。

 

毎日王冠は、11頭の参戦で3着馬がわずか1頭。

府中牝馬Sに関しては馬券内はです。

 

ちなみに前走GⅡでの馬券内に入った馬は、

 

『適正距離=京都』の京都のスペシャリスト

トーセンラー

 

前走でモーリスを打ち負かした

ネオリアリズム+ムーア

 

あと

グランデッツァ...

 

グランデッツァ!?...

ここは気になるところです。

 

f:id:lithium777:20181117194331p:plain

 

残りはサマーマイルシリーズからの参戦と

オープンやGⅢからの参戦ですが、

流石に厳しく全頭凡走しています。 

 

f:id:lithium777:20181117194347p:plain 

f:id:lithium777:20181117194401p:plain

前走富士S組の成績がいいように

やはりマイルならマイル、中距離なら中距離と

カテゴリー分けが進んでいて、他のカテゴリーの馬は

マイルのスペシャリストには

かなわない時代が来ている気がします。

 

 欧州血統

毎年、馬券内でかなりの占有率を見せているのが欧州血統です。

特にノーザンダンサー系が入っている馬が強いです。

 

下表を見てもらえれば一目瞭然です。

勝ち馬は

日本×欧州の組み合わせが多いです。

日本×米国の組み合わせのダノンシャークにおいても

3代血統内の4系統の中に2系統ノーザンダンサーを持っています。

 

f:id:lithium777:20181118040325p:plain

 

2,3着馬にはイスラボニータネオリアリズム

該当しない馬がいます。

該当しないと勝ち切れないというイメージです。

 

f:id:lithium777:20181118040340p:plain

f:id:lithium777:20181118040355p:plain

 安田記念の成績

安田記念で負けた馬、

特に人気で負けた馬は、当年のマイルCSで強いです。

 

東京だと力負けするが、平坦の京都で巻き返す

イメージです。

 

f:id:lithium777:20181118044803p:plain

 

逆に安田記念で好走した馬が、

マイルCSで凡走するパターンも多いですね。

 

春秋連覇をしたモーリスの偉大さがわかります。

 

f:id:lithium777:20181118044814p:plain

 

 

以上の条件を加味してマイルCSを考えたいと思います。

 

 

それでは有力馬の分析です。

公開日が遅くなり枠順も出てしまったので

枠順も入れて分析します。

 

 有力馬分析

 

ステルヴィオ

ハイレベルの現3歳世代の中でもトップクラスにいる馬。

2歳時はダノンプレミアムの2番手として活躍し、

スプリングSでは後の皐月賞馬に競り勝ってみせた。

その差し脚は世代屈指。

加速に時間がかかるが、一旦スピードに乗れば手がつけられない。

長くイイ脚を使える。

皐月賞、ダービーと大負けしていない。

しかし、タイトルが取れないのも確かで、その原因はスタートの悪さ。

加速するのに時間かかるこの馬にとってスタート悪さは致命的で勝負が決した後に突っ込んでくるパターンがしばしば。

直線で差し切れる位置にいる事が常に課題。

前走の毎日王冠では、スタートも良く流れに乗れたが、直線の反応で遅れた感じ。

今回もスタート五分でハイペースになれば届くか?

 

ペルシアンナイト

去年の覇者。

前走の富士Sでは59kg &直線で不利がありながら5着。

本番前に富士S5着は去年と全く同じ。

休養明けが良くない同馬にとって、叩き2戦目の今回は本領発揮の場。

ただし、鞍上のミルコが最近勝ち切れなくて、やや集中力が切れた感じが不安。

この騎手はバイオリズムがハッキリしているので、乗ってないとは本当にサッパリ。

去年の勝利時はミルコが絶好調の時だった。

馬の能力は認めるが信頼は置けない。

【余談】

1枠に入った有力2頭。

マイルCSで差し馬が1番入ってはいけないのがこの枠です。

 

この時期の京都は内側が荒れています。

先頭集団がその荒れた内側を避け少し外に膨れるので

内側の差し馬が選択は3パターンです。

①荒れた内側を通って伸び悩む

②大外を回して大きなロス

③一か八か馬群に突っ込んで裁く

世代屈指のマイラーが集まり切れ味を披露する

このレースの最後の直線ではどの選択も致命的な不利になります。

 

アルアイン

皐月賞馬。マイル実績もありスピードもある。

ただし久々のマイル参戦。

しかも、相手は同馬のマイル実績のある下位条件ではなくトップクラス。

どこまでついていけるか?

 

並んだ時のファイトバックする(勝負根性で差し返す)のがこの馬の特徴。

馬群でレースをできる2枠は好材料

流れが早くなれば中距離のスタミナも活きそう。

 

ヒーズインラブ

切れ味は抜群。京都実績もあり。

消耗戦になれば切れ味が活きそうな馬。

この時期の京都はハービンジャーの脚は良く活きる。

ただし、鞍上が腕が不安。

 

ジュールポレール

牝馬のマイル王者。

ただし、Vマイルと今回は適性が違う。

府中牝馬Sの参戦馬は、全て凡走。

雨が降れば浮上か?

 

ロジクライ

京都得意のこの馬。

一線級のマイラーとは未対戦だが、前回で高速決着を克服したのは好材料

あの時計に対応できるなら一線級とも戦える?

ペースが早くなる消耗戦になれば2連勝可能

 

モズアスコット

1番人気。能力は相当高い。

血統的にも申し分ない。

京都実績もある。

しかし、オープンクラスの京都では、必ず何かに1頭にキレ負けして勝ち切れていない。

信用できない。

去年のスワンSのようにキレ負けする相手が何頭もいると馬券外もありえる。

そうなれば高配当の影の立役者に。

平坦の純粋なキレ勝負よりも直線で坂があり負荷がかかるコースが向く。

 

ミッキーグローリー

血統的魅力は十分。枠も申し分なく。

未知の魅力がある

ただし、サマーシリーズからの参戦は結果を残せてない。

京都でサッパリの鞍上。不安要素が多い。

京都で乗れない鞍上の仕掛け遅れが、

ハイペースになった時に偶然マッチすればサプライズか?

 

ジャンダルム

最近は荒れるといえば武豊

武豊の京都のマイル実績は抜群。

前走は休養明けの叩き&マイル仕様に戻すという目的なら今回は侮れない。

去年マイルCSの一週前のデイリー杯2歳Sを制していて馬場も合いそう。

 

穴ならコレか?

 

エアスピネル

去年の2着馬。

前走は明らかに叩き台。

春に台頭した勢力と外人騎手に人気を奪われているが、

能力は落ちていないので互角以上。

鞍上は京都マイル得意

前回からの乗り替わりは明らかにここを狙って計画的なもの。

去年くらいは走るので、それを何頭が上回れるか?

上回れる馬は少ないと思う。

 

アエロリット

快速娘、無双状態に入る。スピードは群を抜いている。

荒れた馬場の克服、そして、今回はマークされるので、どれだけ対応できるか?の2点が鍵に。

府中なら両方克服できると思うが京都では半信半疑。

ここで勝つようなら世界へ。

 

カツジ&ケイアイノーテック 

3歳勢2頭が共に外枠。

カツジ血統が申し分なしだが、前走毎日王冠が不安。

ケイアイノーテック前走毎日王冠

こちらはGⅠ馬で、普段より前で競馬し古馬相手にそこそこのやれた。

差しに回ればやれそう。だか、血統が物足りない。