エリザベス女王杯 予想ファクター
で考えたいと思います。
馬齢
過去５年で馬券内に入った馬の馬齢は３，４歳が中心です。
下記の表を見ての通り
特にその馬齢の馬が多く出走したという年もありません。
３、４歳それぞれ出走頭数が３０％以下の少ない年もありました。
しかし、上位は３，４歳がきています。
占有率が多い馬齢の方が
３着内の占有率も多い結果になっています。
ちなみに、今年は．．．
３歳は２頭の１１．８％
４歳は４頭の２３．５％
とやや少なめです。
しかし、下記の通り
３歳は３頭出しの２０１７年でも勝ち馬を輩出しています。
占有率が少なくても大丈夫です。
５歳以上で馬券になったのはミッキークイーンのみ。
３，４歳の出走馬の占有率が半分以下の２０１７年。
ミッキークイーンが３着にきています。
５歳以上は
全体の半分以上の頭数を占めしなければ
馬券内もない
という事になります。
ちなみに今年は
５歳以上の占有率が６５％です。
全体の半分以上の数を占めている年になるので
もし５歳以上を買うなら３着内に１頭だけ
という考え方で良いと思っています。
ディープインパクト産駒
毎年必ず馬券内に１頭入っているのが、ディープインパクト産駒。
参戦し始めた２０１２年から２３頭が出走しているが、
【２．２．４．１５】
と複勝率は３４・８％と優秀です。
さらに
①の条件の３，４歳のみに絞ると
【２．２．３．６】
と連対率３０．８％勝率５３．８％になります。
近走の古馬牡牝混合戦の実績
古馬牡牝混合戦のＧⅡ以上のレースでの実績がある馬は強いです。
ただし、近走に実績のない馬はマイナスです。
最低でもその年に実績が欲しいところ。
それでは有力馬の分析をしていきます。
有力馬分析
モズカッチャン
３歳牝馬クラシックのレベルが高かった現４歳世代。
その筆頭格のソウルスターリングは昨秋からやや失速。
そのソウルが絶頂期の時に肉薄していたのがこの馬。
休み明けはあまり良くないタイプ。
京都記念・札幌記念はその休み明けだったが、着差わずかの接戦。
地力の強化は間違いない。
結果は出ていないが、
牝馬限定戦で結果を残しているディアドラと双璧をなす存在。
今回は府中牝馬Ｓを回避、再び休養明けとなる。
しかし、札幌記念くらい走れれば好戦必至。
リスグラシュー
コチラは府中牝馬Ｓで実際にディアドラと接戦を演じている。
勝ったのはディアドラだったが、これは仕掛けのタイミングでルメールが一枚上手だった。
ディアドラとは互角といえる。
今回は安田記念からの休養明けで上積みが見込めるのも良い。
距離不安があるが、
スローのキレ勝負になりそうな今回は心配なさそう。
ノームコア
ＧⅠの実績がないどころか経験すらない。
鞍上がルメールで人気になりそうだが、信用できない。
カンタービレ
秋華賞でアーモンドアイが絶望的な位置から逆転した。
アーモンドアイの怪物ぶりが目立ったが、実はこの馬も同じ位置から３着に食い込んできていた。
アーモンドアイのラストの上がり３３．６秒に対して、この馬も３３．９秒。
３着だったが負けて強し。現３歳世代の引っ張る存在に成長。
今回２頭しかいないディープインパクト産駒でもある。
レッドジェノヴァ
前走の京都大賞典はやや低調なメンバー。
勝ったサトノダイヤモンドも全盛期ほどではなく完全復活いえなかった。
低調だったとはいえ、そのメンバーの中で２着。
キッチリ結果を残せたのは評価できる。
ここ５戦で５００万下から一気にここまで上がってきた。
勢いは無視できない。
フロンティアクイーン
７戦連続馬券内と抜群の安定感。
２走前まで重賞で３戦連続重賞連対をしていた。
相手なりに走るが勝てない相手が必ずいる。
わかりやすい馬で一線級の頭数が２頭に増えた前走はわかりやすく着順を下げ３着だった。
今回も一線級が何頭いるかで着順が落ちそう。
ディアドラが不参加で上にいるとわかっている存在がリスグラシュー。
そのリスグラシューが今回の勝ち馬なら馬券内に入り込む余地はありそう。
スローになりそうなので先行できる脚質は魅力。
混戦はやはり蛯名か？
