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京都2歳S 馬券を買う前に知っておくべき事は...それは?

馬券を買う前に知っておくべき事は...それは?

買える馬買えない馬はコレ!!

 

 

 

 

 京都2歳S 2018 予想ファクター

京都2歳Sの予想ファクターは

①求められる適性②人気馬の取捨③距離適性

ですね。

 

  求められる適性

 

求められる適性は、

コーナーを回りながら加速できる器用さ

or

一瞬の切れ味

です。

 

 

下表は過去5年の京都2歳Sのラップタイムです。

毎年似たようなラップタイムが出ています。

前半はゆっくり流れて12〜13秒を刻み、

8Fから11秒台を連発し、一気に加速しています。

そして、9Fが最も早くなっています。

f:id:lithium777:20181120172033p:plain

 

下表はタイムをグラフ化したもので

折れ線が高い位置にあると遅く、低い位置にあると早くなっています。

やはり8Fから急激に下がってグラフが低い位置になっています。

 

f:id:lithium777:20181121151654p:plain

この急激に加速し始めている8Fは4コーナーの入り始めです。

つまり、

コーナリングをしながら

11秒台の加速をしなければならない

のです。

 

残りの2Fも11秒台なので、

8Fで加速できない不器用な馬は脱落します。

 

コーナーで加速し、

差し馬なら前の馬をとらえに行く

先行馬なら競り合いから抜け出す

のですが、

全体で11秒を刻む早い流れ

直線も外回りと違い330mしかありません。

 

ここで求められるのが一瞬の切れ味です

 

これがなければ勝ち切るのは難しいでしょう。

 人気馬で買える馬と買えない馬

人気馬で勝てる馬と負ける馬の違いは一目瞭然。

前走で早い上がりを使えているかどうか?です。

 

人気になる馬は、メンバーの中でも能力が高い可能性があります。

なので、

適性がなくても能力にモノを言わせて、

最後の3Fで爆発的な脚があれば勝負になるのです。

 

ただし、本当に能力が抜けていないとダメです。

 

能力が抜けていれば、前走でも上がりが1番早いはずです。

上がり1位以外の馬は、

能力が抜けているとはいえず

最後の3Fで爆発的な脚を使えるはずがありません。

 

というわけで、

過去5年で人気で敗れた馬は

前走で上がり1位ではなかった馬です。

 

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ティルナノーグは馬場を気にしたのか?何なのか?

不可解な敗戦でした。

彼は、この1戦でエリート路線から脱線していきました。

 

 

逆に馬券内にきている馬は、

前走で上がりタイムが1番早い馬です。

2勝以上の実績馬も含め人気馬で馬券になった馬の成績を下のように表にしました。

f:id:lithium777:20181120172137p:plain

実はここでも特徴があり、

ベルラップ以外は勝っていません。

直線で爆発的な脚を使える馬は馬券になりますが、

それだけでは勝ち切ることはできない

という事ですね。

 

ちなみに勝ったベルラップの前走は同じ京都2000mでした。

 距離別の成績

 当レースの前走の距離別成績です。

2000mの成績が良く、

そこから距離を短くする毎に成績が落ちています。

f:id:lithium777:20181120172005p:plain

これは、中間ゆったり流れ最後の直線を使うレースが

2000mに多いからでしょう。

 

ちなみに1600m以下からの参戦馬が1回も連対していませんね。

 

 

 

 

京都2歳Sは

コーナーで加速できる器用さ

直線で一瞬の切れ味が重要。

 

爆発的な脚を使える馬もいいが2、3着付けが好ましい。

 

という事ですね。

 

 

それでは

有力馬の分析をしていきましょう。

 

 有力馬分析

クラージュゲリエ

新馬戦の勝ちタイムは、かなり遅いが最後の末脚は目を見張るものがあった。

爆発力はありそう。

札幌2歳Sは早めに動くレースとなりそれに合わせる形に。

持続して脚を使う展開になったが、それでも追い上げて最後までバテずに差を詰めていた。

持ち時計も一気に詰めた。

ただし、2戦ともコーナーでかなり外に流れる面があり、小回りは不向き。

 

ショウリュウイクゾ

新馬戦では最後の2Fからエンジンがかかり、

粘る2頭を競り落としている。

相手もバテてはいないので良い脚を使っている。

しかし、1600mがベストのような気がする。

このレース、前走1600m組は全滅なのでここではどうか

 

ブレイキングドーン

新馬戦は4コーナーから先頭に並び、そこから後続を突き放す強い競馬。

上がりの11.5ー11.1ー11.8(34.4)は3F過ぎから

先頭に並んだ当馬が記録したもの。

全体の時計は遅かったが、

この週の阪神開催の全レースの中で唯一の34秒台の上がりだった。

当然後続はついてこれない。

 

爆発力がある。

 

ペルソナデザイン

前走の未勝利戦は最後の3F前までゆったりした流れ、そしてそこからの末脚勝負。

ラップとしては、このレースに似ている。

しかし、似てるが故に上がり34.4秒は物足りない。

今開催の東京は高速馬場。

2000m戦では、新馬・未勝利でも33秒台が当たり前のように出ているので余計に物足りない。

時計短縮がカギだが厳しそう。

 

ミッキーブラック

前走の芙蓉Sは6Fから早くなる流れ、

それをキレイにコーナリングをしながら加速して追い上げ、

直線に入ると一瞬の切れで抜け出した。

中山競馬場最後に坂がある分、残り1Fのタイムは落ちたが、まさにこのレースのラップ。

同じ競馬ができれば勝ち負け。

もっとも勝利に近い。

 

ヤマカツシシマル

逃げた前走は、13秒台を刻む超スローペース。

最後の2Fまで11秒台にならない逃げ馬の為のレースだった。

かなり恵まれての勝利だったので今回は厳しい。

同条件を使っている強みで、どこまで抵抗できるか?

ラヴズオンリーユー

前走は緩い流れの中好位で追走し、

最後の2Fで11.1の脚で粘る2着馬を内から一瞬の切れで交わし、最後の1Fは自身が11.0を刻んでみせた。

末脚は爆発力がある。

馬群の中でコーナリングしながら加速し、内に進路をとる器用さもある。

日曜日の白菊賞に回る可能性が高いが、出てくれば好勝負。

ちなみに白菊賞出走なら、そちらでは本命。

 

ワールドプレミア 

前走は鮮やかな差し切り勝ち。

道中のラップが12秒前半までしか落ちない、淀みない流れ。

その為、最後に全体のラップが落ちたところで入れ替わるように差し切ったので鮮やかにみえた。

レースの見た目ほど信頼はできない。

スローペースの末脚勝負が向いていれば好戦可能。

 

 

 

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